朝11時ごろ、チャイムの音で目が覚めた。
母が出る気配がないので、どこかに出かけているのだろう。
ちょうど荷物が届く予定があったのでそれだろう。と思って僕が出たら、最悪なことに隣のおばさんだった...
出た瞬間、心臓が縮み上がった。
しかも僕は寝間着姿でヒゲも4日ぐらい剃ってなかったし...かなり怪しい風貌に見えただろう。
そもそもいい年した男が、平日の昼間に家にいる時点で変だからね。
用件は「家の工事するので、騒音とかで迷惑かけるかもしれない」という挨拶だった。
それだけで終わったならよかったんだけど、挨拶が終わった後、深刻な顔して「珍しいですね...家にいらっしゃるの。戻ってこられたんですか?」と聞かれた。
どうやら僕が遠くの町で就職して家を出ていた、という設定でお話しされているようだ。
何度か散歩してるところや荷物の集荷を目撃されているので、家にいることは知られていると思っていたけど...
たまに帰省してるだけだと思われていたんだろうか?
それとも家で引きこもってること知ってて、気を使ってそういう風に話されたんだろうか?
どう答えたらいいのか分からなかったけど、沈黙したら怪しまれるので正直に答えた。
僕「あっ...と、いえ、いつも家にいます。あの家であの~仕事してるんで..」
おばさん「あっそうなの~」
まあどっちにしろ怪しまれただろう。
「家で仕事してる」って何だよって話だし。
絶対会いたくない人TOP5ぐらいに入る人だったので、今メチャクチャ落ち込んでいる。