コミュ障すぎて就活でどこにも採用されなかった話 

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就活とはコミュ障の人生に立ちふさがる最大の試練の1つである。

少なくとも僕にとっては、始める前から無理ゲーとしか思えなかった。

エントリーシートに書くことがない

まず最初の難関がエントリーシート。

趣味とか特技とか自己PRとか、そもそも書くことがない

リーダーシップの経験などない。

サークルもボランティアも留学もやってない。

バイトは短期しかやってない。

学生時代がんばったことなんか1つもない。

短所ならいくらでも思いつくのだが、正直に話していたら採用してくれる企業などあるわけないし。

自己分析するのを脳が拒否しているような感じだった。

自分の良い部分について考えようとすると、急に恥ずかしい気持ちになって思考停止してしまう。

大学時代は、部屋に引きこもってパソコンの前に座ってただけだし。

何かやらなければ...と思いつつ、3年、4年が経過していた。

「今まで何やってたんだ」と呆れられるのが怖くて、就職相談とかも一度も行かなかった。

自分なんかを必要とする企業があるとは思えないし、そもそもこんな人間、社会に出ない方が社会のためでは?とも思ったが、それでも一応就活はやった。

奇跡が起きればどこかに採用されるかもしれない。

採用されなければフリ-ターでもやって細々生きていこう。

そう思って就活に臨んでいた。

自己PRを作る

とりあえず就活本の例から使えそうな文章を抜き出し、短期バイトのエピソードと絡めて無理やり自己PRを完成させた。

「バイトで後輩の教育をした」という内容にしたのだが、いかにもテンプレを継ぎ接ぎにしたような痛々しい文章が出来上がった。

実際は食品工場の短期バイトでビン詰め作業するときに、2日ぐらい遅れて入ってきた人に、作業の注意点を1つ説明しただけ。

「ビンのフタに傷がついてたら、それは使ったらあかんらしい」とか。そんなこと。

これが僕の大学生活の中でできる最大のアピールだった。

脚色しまくって自分で書いてて違和感だらけの文章だったけど、それ以上のものを作れるとも思わなかったので、とりあえず枠を埋めることだけに専念することにした。

趣味は読書、特技は早起きにした。

奇をてらって面接で突っ込まれるのが不安だったので無難な内容にした。

まあ今から思っても酷すぎる。

しかもどっちも嘘だし。

とりあえず筆記試験は大体受かった。

公務員試験も受けたけど、これも筆記は何とか通った。

警察も受けたけど、体力試験も通った。(これも嫌な思い出があるけど....)

問題は面接だ。

コミュ障の僕はここで詰み。

一次面接すら一度も通らなかった。

コミュ障の面接という壁

とにかく面接が嫌でたまらなかった。

こっち見ないでくれって思いながら自己アピールする謎の状況。

そもそもまともに言葉を喋れないので、何度も沈黙したり意味の分からない返答したりして悲惨なことになった。

まあ個別面接ならまだマシだけど、集団面接は同じ学生の前で恥をさらすことになるので本当にキツイ。

とある企業の集団面接

面接官「順番に自己PRお願いします。」

A「サークルの代表でした」

B「ボランティアやってました」

C「バイトリーダーでした」

・・・・・なんだこの超人の集まりは。

喋り方も流暢で、とても同い年だとは思えない。

みんな大人っぽい。

僕はもうダメだ。

面接官「じゃあ次、自己PRをどうぞ。」

僕「はい、わたしは…あのっえ、あのバ..バイ..スゥ..バイバイトでっ..あの..こきょ後輩の教育!ぅぅを~やってまして..あの..」

頭が真っ白になり、事前に暗記してた内容がとんでしまい、何をしゃべればいいのか分からなくなっていった。

さっきまで覚えてたのに。

緊張を通り越し、頭がボーっとしてきて現実感が薄れていった。

多分、恥ずかしさから逃れるための脳の防衛反応だろう。

このまま下向いて眠たい振りしようかとも思ったが、そんなことできるはずもなく、少しずつ言葉をひねり出して無理やり自己PRを終わらせた。

僕「後輩の教育で….あのぉ….後輩の教育で…あの……ちょっと..後輩のやることが色々ありまして……それで..あの..後輩が色々覚えてくれまして……後輩のあの….それで後輩ぃ….あのあの後輩の教育をして….作業をスムーズに進めることができました。」

内容が一部抜けてしまい、もう自分でも何を喋っているのか分からなかった。

しかも喋りながら手で人形劇のような過剰ジェスチャ-をしてしまうクセも、見事に発動していたし。

面接官は笑顔だったが、絶対ヤバい奴が来たと思われただろう。

そしてコミュ障は就活を辞めた

面接って企業に自分をアピールすることが目的なのに、そもそもアピールできることがないんだから何にために面接に来てるのか分からない。

ただ各地の企業を回って恥をさらすだけの、謎の活動をしているように思えてきた。

仮に就職できたとしても、仕事についていけなかったり、職場の人間関係に耐えられなくなるのが目に見えていた。

単純作業のバイトすら、まともにこなせないような人材だもん。

とにかく僕みたいなコミュ障にとって、就活は無理ゲーすぎる。

僕の就活に対する意欲は完全に失われたのだった。

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コメント

  1. もりやゆうだい より:

    地獄ですねコミュ障の僕としては読んでて冷や汗が出るような文章でした
    僕も職場に入ったとしても誰とも話さず完全に浮いているような感じになると思うので
    サラリーマンは向いてないですね僕も物販でネットで引きこもりながら
    生きていくのを夢見ています