久々に電話でお客さんの対応をすることになった。(2回目)
前回の記事はこちら
コミュ障が初めて電話対応をすることになった
僕は基本的には電話対応はしていない。
あまり上手くしゃべれないので、逆に相手に失礼なことになりそうで怖いからだ。
なので、お客さんから電話がかかってきてもスルーしているし、それで特に問題なく店舗運営できている。
で、先日お客さんと思われる電話番号から電話がかかってきた。
いつも通りスルーしたのだが、その後も5回も6回も電話が掛かってきた。
こんなこと初めてだったので、何か重要な用事かもしれないと不安になってきた。
もしかしたらお客さんじゃなくて、税関の職員とかが個人番号でかけてきてるのかもしれない...
このまま放置してたらストレスがやばいので、出ることにした。
結果、出なければよかったと思う羽目になるのだが。
電話の内容
おそらくご年配のおじさんだと思う。
僕「はい。○○店です。」
お客さん「あっ楽天見て、買いたいんですけど。この○○とかいうの。注文したらいつ届きますか?」
僕「あっえ~ご注文、あっご入金確認後、え~...だ、大体え~2、3日ぃ~ぐらい...でお届けできると思います」
お客さん「あっそう。分かりました。で住所が○○県...△△市...××町...」
・・・・え?なんで突然住所を言い出すんだ?
もしかして電話注文しようとしている?
僕「あっと当店では、あの電話での注文はでき、できかねまして...申し訳ないのですが、電話ぁのごご注文は、できかねますので...楽天のカートに入れて、ご購入のほど...あの、ご注文いただいて............」
楽天では電話などで注文を受けると規約違反になってしまう。
課金回避と見なされるからだ。
これがバレると一発で違反点数35点、つまり違約金10万円と7日間の表示制限が課せられる。
なので、必ず楽天のカートボックスを通して注文を受けなければならない。
お客さん「あっうん。自宅にネットがなくて、ネットカフェから見て電話してるんですけど?」
僕「あっはい...」
お客さん「...え?」
僕「...あっ申し訳ないですが電話での注文はできなくて...」
お客さん「いやだから自宅にネットがなくて、いつも電話で注文してて。」
僕「え~...と...え~申し訳ございませんが電話では...」
お客さん「他の店では買ったことあるんですよ」
僕「ええ~...申し訳ございませんけど、あの~当店では、あのぉぉ、電話ではご注文できないことになってましてぇ...」
お客さん「・・・・・・・うん。じゃあFAXで注文しますんで」
僕「え~と...申し訳ございませんが、あの~...FAXでご注文は...できないことになってまして、申し訳ございませんが......」
お客さん「だから、FAXで住所とか送るんで、それで口座番号を伝えてもらって、振り込んだら送ってもらえればいいんで」
僕「あっ...誠に申し訳ございませんが...できかねぇるんで...」
お客さん「うん。だからね。住所を教えるんで、入金ができたらそこに送ってもらえばいいんで。」
僕「え...っと...あの楽天の規約で...あの...楽天のシステムを通さないとぉ...あの注文できないことになってまして...してしまうと当店に罰則があることになってまして...それで楽天ではあの電話とかでご注文はやってはいけないことになってまして...」
お客さん「それはそっちのことですよね?私はそんなこと知りませんし。」
僕「・・・・・・・・申し訳ございませんが...」
お客さん「申し訳ないじゃなくてぇ!...じゃあ郵送で注文内容を紙に書いて送りますんで。」
僕「あっ...あの、楽天を通さないご注文はお受けできないんでぇ...申し訳ございませんが...」
お客さん「それはあなた態度を改めたほうがいいですよ!」
僕「・・・・」
お客さん「じゃあどうやったら注文できるんですか!?」
僕「え~...と...少々お待ちください...え~......(どうしよう)」
お客さん「不慣れな方ですか?」
僕「あ~...申し訳ございませんが...ご注文をお受けすることはできぃ~かねるので~」
お客さん「じゃあ、ネットが使えない人は買えないということで?」
僕「あっはい...」
お客さん「もう一度聞きますよ。ネットを使わないと買えないとおっしゃるんですね!?」
僕「あっ楽天の商品は申し訳ございませんが、楽天を通してしか買えないことになってまして...」
お客さん「はい。分かりました。もういいです!」
僕「あっ申し訳ございません。失礼します。」ガチャ
だから電話出るの嫌なんだ…
そもそもネットカフェが使えるのなら、楽天のアカウント作れるのでは...
再び電話がかかってきた
翌日また同じ人から電話が来た。
最初はスルーしたけど、その後も何度も掛けてくるので出た。
出ないとこの調子で毎日かかってきそうだし。
それに前日に脳内反省会も終えていたので、それほど恐怖はなかった。
お客さん「あの。昨日の話ですけどね、どうしても納得いかないんですよ。」
僕「はい」
お客さん「ネットが使えないんですけど。電話で住所教えるんでそこに送ってください」
僕「え~当店では電話でのご注文は受け付けておりません」
お客さん「なぜですか?」
僕「え~楽天の規約違反になってしまうからです」
お客さん「だからそれはそっちの話であって、私には関係ないでしょ!」
僕「こちらには関係あります(強気)」
お客さん「でも他の店では対応してくれたんですよ」
僕「同じ商品を売ってる他の店に連絡すれば対応してくれるとこがあるかもしれないですね」
お客さん「他の店に連絡すれば、そちらの方が話が早いということですね?そうおっしゃるんですね?」
僕「そうかもしれません」
お客さん「分かりました」
僕「失礼します」
よし。あっさり終わった。
今のところ、それから電話は来てない。
でも近いうちにまた掛かってきそうな気がする...
精神的ダメージは少なかった
今回は「楽天の規約」という後ろ盾があったからだと思う。
自分は正しい判断をしているという自信が持てたからだ。
あと相手の人もそんなに怖そうな人ではなかったし。
これがもし不良品のクレーム電話とかで、かなりキツイこと言われたりしたら、フリーズしてしまいそう。
これが一番怖いんだよなあ...