レッテル貼りが重要な能力だということ

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僕は言語能力がメチャクチャ低い。

語彙力もなければ、概念を言語化することも苦手である。

普通に喋るのもままならないほどに。

小学校低学年のころには、言葉を操ることが苦手だとうっすら自覚していた。

作文の授業でいつも一人だけ何も書けなかったからだ。

幼いころから人並に文章に触れてきたつもりだが、それでもロクに言葉を使いこなせないということは、何か言語学習に問題があるのではないかと最近思うようになった。

その原因を求めて色々調べてたら、面白い情報があったので紹介する。

言語習得とレッテル貼り

どうやら人の言語学習には、対称性バイアスというものが深く関わっているようだ。

対称性バイアスとは、「aならばb」から「bならばa」という飛躍した推論をしてしまう一種の認知バイアスである。

例えば「犯罪者は引きこもりだった」という情報から「引きこもりは犯罪者である」と飛躍させてしまうようなことだ。

もちろん知識ではそれは違うと知っていても、深層心理にはバッチリと刻み込まれてしまい、悪印象を持つのは避けづらくなる。

つまり対称性バイアスとは、かい摘んで言うと「レッテル貼り」みたいなもんである。

人間が言語習得できるのは、このレッテル貼りをしてしまう性質があるからなのだ。

例えば「画像Aはリンゴである」という情報を得れば、同時に「リンゴは画像Aなんだな」とも認識をしてしまう。(リンゴの場合問題なさそうだけど、明らかに非論理的な判断ではある)

この認知の歪みのおかげで、人間は限られた事例から言語を効率的に学習していくことができるのだ。

ちなみにチンパンジーは人間より対称性バイアスが弱い。

人間と比べて認知が歪んでないということだが、そのせいで言語習得が非常に困難になってしまっているのだ。

まあ少しは単語を覚えられるみたいだけど、脳の使う領域は人間とは違うらしい。

やっぱ人の脳は凄い

レッテル貼りというと、一般的にはおバカな行動のように捉えられがちだが、それが人間の知性の象徴ともいえる言語能力と密接に関係しているのが面白い。

認知バイアスって悪者扱いされがちだけど、進化の過程で身に付けた強力な武器でもあるわけで。

人にとって必要なものだから備わってるということを忘れちゃいけない。

・結論
僕はチンパンジーだった? うむ、思い当たるフシはある。

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